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診療科目のご案内

乳腺外来

当院では同グループの川崎幸病院第二川崎幸クリニックと連携し、患者さんに寄り添った医療を提供いたします。

診療内容

乳腺外来では乳がんを始めとする悪性腫瘍の診断・治療や、乳腺炎、葉状腫瘍、女性化乳房症などの良性疾患治療を行います。
乳がんは女性がん罹患率第1位であり、特に日本では40代~60代にピークがあります。 この年代は社会や家庭において大切な役割を担っていますが、そのような忙しい方に個々のライフスタイルと各々の乳がんの性質にあった個別化治療を親身になって提案し、行ってまいります。
乳がんは早期発見により完治する可能性が高い病気です。 また、仕事を続けながら治療されている患者様は多くいらっしゃいます。乳房について気になる事がある際はお気軽にご相談ください。

乳腺外来が扱う主な病気

乳がん、乳腺良性腫瘍、乳腺炎、女性化乳房症
※授乳中の乳腺炎は、かかりつけの産婦人科にご相談下さい。

乳房のしくみと考えられる病気

乳房は乳腺組織と脂肪組織などからなり、乳腺は母乳を作る小葉と母乳の通り道である乳管から構成されています。
月経前に「乳房が張る」のは、女性ホルモンの影響で病気の心配はありません。しかし、いつもと違う以下のような症状が現れた場合には、乳房の病気の疑いがあります。

  • しこりがある

    → 乳がん、乳腺症、乳腺線維腺腫、葉状腫瘍、嚢胞

  • 乳房がへこんでいる、ひきつる

    → 乳がん、乳腺症

  • 乳房が腫れて痛い

    → 乳腺炎、炎症性乳がん

  • 乳房が硬い

    → 乳がん、乳腺炎、乳腺症

  • 乳頭からの分泌液に血や膿が混ざっている

    → 乳がん、乳腺症、乳腺炎、乳管内乳頭腫

30 ~ 40 代に多く、女性ホルモンのバランスのくずれによって起きます。
乳腺にしこりや石灰化、乳頭から透明または血性の分泌物が出たりします。また月経前に痛みが強くなり、月経が始まると弱まることもあります。

乳腺にできる良性腫瘍です。20~40代の若い女性が多く、しこりには弾力があり、コリコリと動きます。
治療の必要はありませんが、大きくなりすぎた場合には手術を行うこともあります。

触れるとデコボコし、少し弾力があるしこりが特徴です。
多くは良性ですが、悪性や、悪性と良性の中間型の場合もあり、またしこりが急速に大きくなる傾向があります。
葉状腫瘍は良性悪性関係なく手術で切除する必要があります。
また再発することも多く定期的な経過観察が大切です。

乳腺とその周辺の炎症です。主に授乳中に、乳頭から細菌に感染して起こります。
乳房が腫れて赤くなったり、痛みや高熱を伴うことがあります。抗菌薬の使用、母乳の滞りを取り除くためのマッサージ、乳腺にたまった膿の吸引や切開などが行われます。

乳管内にできる良性腫瘍で、乳頭周辺にできやすい傾向があります。
乳頭から分泌物が出ることがあり、時には血液が混じることもあります。
基本的には経過観察を行いますが、乳管内に存在する乳がんとの見分けが難しいため定期的な経過観察が大切です。

乳腺症の一つで、乳管の中に水がたまって袋のような状態になります。
大きくなり、張りなどの症状がある場合は注射器で内容液を吸引します。
閉経後はほとんどみられなくなります。がん化する心配もなく、一般的には治療は必要ありません。

乳腺外来の特色

当院は、同グループの川崎幸病院第二川崎幸クリニックと連携を取り、診療を行っています。
検診や外来通院だけでなく、手術や放射線治療、化学療法等の薬物治療も、グループ内の医療施設にて対応が可能です。
検診~外来~入院~退院後のフォローまで一貫して患者さんに寄り添い、一人ひとりに合った最善の治療方針の提案を心掛け、診療いたします。

検診

日本人においては40~60歳代に乳がんのピークを迎えます。それ故に40~65歳の閉経前の方は、マンモグラフィ検査に超音波検査を追加することでがんを発見できる確率が上がるため、併用した方がいい場合もあります。
また40歳未満の女性にも乳がんが発生することは稀ではありません。この年齢の方にはX線被曝のない超音波による検診をお勧めいたします。
65歳を超えると乳腺が退縮し、マンモグラフィでも内部がよく観察できるようになります。65歳以上の方はマンモグラフィ検査単独でもよろしいかと思います。
乳がんは、早期発見と適切な治療をきちんと行えば、がんの中でも完治・生存率は高いといえます。定期的な自己触診と、年に1回程度、医療機関で乳がん検診を受けることがとても重要です。
当院のマンモグラフィ検査は女性技師が担当しております。検査時、何かご不安なことなどがあればお気軽にお申し付けください。

健診について詳しくはこちら

診断

マンモグラフィと超音波にて乳房内の病変を総合診断いたします。乳がんの診断を確定する場合、良悪性の判定が画像診断では困難な場合には穿刺吸引細胞診、針生検や吸引式組織生検を行います。また良悪の鑑別や乳がんの広がり診断、化学療法の効果判定のためにMRIを行います。

治療

乳がん手術や放射線治療が必要な場合は川崎幸病院、日帰りでの切開生検、腫瘤切除などは第二川崎幸クリニックにて対応いたします。
治療後の経過観察は引き続き当院で行うことが可能です。

経過
観察

乳がんの術後の検査として最低でも1年に1回、視触診、マンモグラフィ、超音波検査で経過観察いたします。

検査設備のご案内

主な検査設備

担当医・診療時間

外来診療表